事業立ち上げに向けて奔走する日々。エイチ・オー・アイ・コンサルティングで働く面白さとは。


Q.入社理由を教えてください。
元々、経営者の力になる仕事がしたいと考え、コンサルティング業界を志望していました。その中でも、私がレイスグループに入社を決めた理由は、経営者に役立つソリューションを多く展開している企業であると感じたからです。
実は、国内外の複数のコンサルティング企業から内定をもらいましたが、どの企業も支援領域は解決方法を提案するところまでであることが多く、その計画が実現するまで私自身も関与できる企業はありませんでした。一方当社は、解決策の立案に加えて、実行のためのソリューションを持つため、実行までフォローすることができます。この事業形態こそが、経営者にとって必要とされる要素ではないかと思い、入社を決意しました。
現在は、エイチ・オー・アイコンサルティングのマネージャーとして、事業の早期確立に向けて奔走しています。入社から8年が経ち、レイスグループにおいて自分自身が新しい「経営ソリューション」を生み出す立場にいることを大変嬉しく思っています。
Q.現在、エイチ・オー・アイ・コンサルティングの立ち上げを担っているとのことですが、仕事の内容は変わりましたか?
これまで私は中小企業の支援をメインに行ってまいりましたが、エイチ・オー・アイに来てからは、大企業への提案が主な業務となりました。
大手企業は一つの地域にとどまらず、日本国内はもちろん、世界にも展開しています。そして、業界動向を先読みしながら事業を展開しています。そうした企業のトップに提案を行うためには、業界構造を詳細に理解していることはもちろん、教養や論理的思考力も求められます。その結果、必要とされる知識の量や幅も格段に増えました。
Q.打ち合わせでは、どのような提案をしていますか?
あるハウスメーカーとの商談では、このような話をしました。
新築住宅市場は、現在、人口減少や住宅の資産価値の減少により縮小傾向にあります。それに加え、度重なる資材の高騰の影響で、製造コストも増加し続けています。そのような中で、元々ローコスト住宅を売りにしていたA社は、コスト高の影響で、他社メーカーとの価格差が少なくなり、優位性が低下していました。そのため、業界順位も下がっていました。
さて、この状況を踏まえ、この企業はどうすれば挽回することができるでしょうか。
業界の大手企業の多くは、業界の中で最先端のノウハウを持っていることがほとんどです。もちろん、業界内にも参考にできる情報はあるかと思いますが、それだけでは革新的な成長には繋がらないでしょう。
私はハウスメーカーには、営業手法や商品のプレゼンテーションの差別化を図るにあたり、高級車メーカーの知見を取り入れることを提案しました。また、そのノウハウを営業部門のメンバー全員が再現できる体制を整えるために、大手人材系企業の教育プログラムを監修している方の知見を借りながら、プレゼンテーションレベルを向上させ仕組みづくりをすることも提案しました。今は、実行に向けてプロジェクトを進めているところです。
Q.異業界の知見を活用するのですね!
このハウスメーカーではそうでした。ひと昔前であれば、いわゆる“自前主義”で、同業他社の事例を参考にしながら自社内で考えられていたでしょう。しかし、顧客ニーズの多様化、製品ライフサイクルの短期化、グローバル化による競争構造の変化に伴い、各産業はかつてないほどのスピード感での成長が求められています。その上、人口減少が続く日本では、「新たな市場を生み出すこと」の重要性が極めて高まっています。
スピードを維持し、さらに新たな市場価値を創出するためには、既存のネットワークを超えて、業界外のノウハウや技術、知識、人材を活用することが不可欠です。
Q.エイチ・オー・アイ・コンサルティングで実現したい「理想」を教えてください!
日本の1%に満たない大企業が97%の市場規模を持っていることを踏まえると、大企業の「革新」が日本にもたらす影響は非常に大きなものであることでしょう。大企業の事業が飛躍的に成長すれば、やがて業界構造が変化します。その変化は、社会にも影響を及ぼし、日本の産業全体を大きく成長させることでしょう。
この変革を誰が担うのか。私は、エイチ・オー・アイ・コンサルティングがその役割を果たしたいと強く思っています。強い日本を取り戻すために、大企業の非連続的な成長を実現し、多くの企業の力になりたいと考えています。